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問い合わせ先：mahlergstav@gmail.com 2022年9月作成 |
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15．前之谷下 「前之谷下」は、「マエンタイシタ」と発音すると思う。今の城山団地の中の草牟田小学校は、標高１２０ｍ程度の山で、西南戦争の激戦地であった「夏蔭城跡」があった。これは、今でも存在する。ここらが「前之谷上」（マエンタイウエ）となる。上と下でかなり離れているようだ。 聾学校建設時には、「椎木山」を切り崩して、埋め立てたらしい。昔は、「椎木山」も今よりかなり高い山で、「前之谷上」から「前之谷下」まで「堤ケ宇都」も含めて一連の谷に見えたのかもしれない。
「前之谷下」は、旧草牟田小学校の北となりになる。南北の道路は、昔から存在した。この道路には、写真に示す木造二階建ての民家が昭和30年代前半から存在した。写真が、それである。この民家は、当時から二階建てで、改築等はほとんどされていない。当時の面影を残している。当時は、平屋が一般的だったので、非常に目立つ近代的な家屋であった。
道路左側は駐車場になっている。当時は一段低い水田であった。水はけが悪く、常時水を張っているような湿田であった。ある日、子犬がこの田圃で行き倒れ、白骨になるまで放置されていたことがあった。 昭和30年代後半でも、梅雨が明けると夜間には蛍が乱舞していた。お盆のころになると、死者の魂だから取ってはいけないと、親から窘められるものだった。 |
