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バランスウォッシャー バランスウォッジャーとヴィスコについて、高価であると書いているが、これについて誤解されているむきがあるようなので、補足したい。 高価と言う表現から、暴利を貪っているかのように邪推する短絡的な人もいるようだ。この会社の経営状況を知っているわけではないが、物の価格はマーシャルを俟つまでもなく、需要と供給の関係で決まる。 レコードは、いまや物好きの趣味にすぎず、市場としては小さい。需要が極端に少ないのである。少ない需要でも求める人が多ければ、価格は上がる。価格が上がって買う人がいなくなれば、自然と消滅するのである。 バランスウォッシャーとヴィスコの効果は、レコード全盛期の頃から知れ渡っていた。その実績が、熱心なフアンに繋がっていると考えられる。大幅に需要が増えれば、供給余力ができて価格も下がるはずである。それだけのことである。 価格の高さを、怪しげな科学的根拠で正当化することは、バランスウォッシャーやヴィスコの素性を怪しくするだけで、余計なことである。そんなことをしなくても、効果については実績がものがたっている。 今後、レコードの需要が大幅に増えるとは考えられないので、レコードに入れあげる人は、バランスウォッシャーをバケツ単位で、ヴィスコを箱単位で購入できる金持ちに限られるのは仕方のないことである。それに不満なら、金持ちになればよい。金銭的成功の要因としては、素敵なことだと思う。 |